退去時におけるハウスクリーニングの作業内容とは

「立つ鳥跡を濁さず」なんて言葉もありますが
賃貸物件の退去時にはぜひきれいにしてから次の方に渡したいものです。

もしかしたらそのまま建物そのものを解体し更地にしてしまうのかもしれませんが、気持ちの問題です。

自身でやるにしても数年に渡っての汚れはなかなか簡単に落とせるようなものではありません。
退去時くらいはプロの手を借りるのもおすすめです。

家事代行といった形で引き受けてくれる業者も、調べてみてください。
ハウスクリーニングをするかどうかで敷金の戻ってくる額にも差ができます。

そもそも借主には退去時にはお部屋をきれいにしてオーナーに返すという義務があるのです。
予算としてハウスクリーニング代も考えておくべきです。

ハウスクリーニングを業者に依頼した場合の作業内容

まずはエアコン、室内機だけでなく室外機も同時にきれいにしてくれます。
家具を汚さずカバーやエアコンそのものを傷つけることなく清掃というと、プロでないと難しいです。

フローリングはぞうきんで磨き上げてくれるだけ、なんて内容ではありません。
きちんとした業者であればまずは今あるワックスをはがして、新しく下地とワックスを塗りこむのです。

専用の道具が使われるので広いお宅でもあっという間に入居時の美しさが得られるでしょう。
お料理を頑張っていたという方であれば、換気扇もしっかり汚れているでしょう。

専用の洗剤で丁寧に洗って水けを取って元通りにつけ直して
そういった内容でべとべとだった換気扇もピカピカになります。

壁紙は汚れ具合によって部分掃除をしてくれることもあれば
全体のくすみ落としを内容として取り入れているところもあります。

更にカビが生えることも多い浴室や日々使用していたトイレなど、
こに住んでいたことで生じた汚れを退去時にすべて無かったことにしてくれるわけです。

ハウスクリーニングの費用相場は？

これらはすべてハウスクリーニング一式として内容に組み込まれている場合もあれば
それぞれの箇所別にお値段が提示されているところもあります。

外食中心でそこでお料理を作ることは無かった
スポーツジムに通ったついでにシャワーを浴びるようにしていたということであれば
退去時に入居時と変わらない美しさを保てていることでしょう。

水回りだと約5万円程度〜、換気扇だけでも約1万円程度はかかります。
レンジフードは約2万円程度になります。

退去時に出来る限り節約したいのであれば、自身でできるところはやって
どうしても汚れがヤバイ箇所のみに抑えるか
そもそも日ごろからこまめにお掃除して汚さない工夫をしておいてください。

このお値段はあくまで全国チェーン店に依頼した際のおおよその額です。
退去時のハウスクリーニング業者が指定されているような賃貸物件もあります。

それが相場より安いか高いかは分かりません。
結婚やお引越し、いつ賃貸物件を出ることとなった場合にも慌てなくて良いように
入居の際に事前に退去時の条件やかかるであろう費用を調べておいた方が良いのです。

ハウスクリーニング業者と結託して大きなお金をだまし取ろうという悪質なオーナーもいます。
相場よりも高すぎる請求書が届いた場合には
弁護士・消費生活センターなどに相談した方が良いこともあります。

まとめ

エアコンや換気扇が汚れたままだと、入ってくる空気・出ていく空気も汚れ
人体に悪影響を及ぼします。

こまめにお掃除する方が汚れもこびり付かずラクチンではあるものの
お仕事に育児にと忙しい毎日ですと後回しになってしまって当然でしょう。

ハウスクリーニング業者は退去時だけでなく日常の中で取り入れるのも良いのです。
大掃除をする代わりに利用するなど、快適な空気を吸い込みながら生活するようにしましょう。